釣りの前夜に  フライボックスには落下防止用のヒモを

 ニュージーランドの大物鱒のサイトフィッシングで興奮・緊張しながらフライの交換をした時に、慌ててフライボックスを落としてしまったことがあります。大昔の学生時代にも、テンカラ用の小さなフライボックスを流れの中に落とし、肩まで流れに浸かって拾い上げたこともありました。

 落としたところが地面なら良いのですが、速い流れに持って行かれてしまったら、たいへんなダメージを喰らいます。また、地面に落としても、フタが開いた状態で落とすとこれも悲惨なことになります。
 そこで、フライボックスとベストのポケットとをタコ糸で結んでおくと良いと思います。たいていのフライボックスには、紐を結ぶタブが付いていると思いますので、そこにタコ糸を結び、手頃な長さの所に安全ピンを付け、ベストのポケットの内側に刺して固定します。

スミス(SMITH LTD) マリエット フライボックス
(画像はアマゾンより引用)
左上に紐が通せるタブが付いている。

 今、アマゾンでフライボックス各種を見てみると、紐を結ぶタブがあるモデルは少ないようです。素材がアルミなどの金属だと、穴を開けるのにドリルが要りますね。プラスチック製のボックスならば、クギをペンチで挟んでローソクかライターの火で熱し、ボックス側面に穴を開けることが出来ます。水抜き用の穴に結ぶという手もありそうです。

 たこ糸で保持していると絡まった時にほどくのが手間なので、最近は、百円ショップでカールコードを買って来てベストやチェストバッグに接続しています。色分けもできて伸縮性もあり、ワンタッチで開閉できる金具も付いていてなかなか便利になりました。

百円ショップのカールコード

百円ショップのカールコード

 これは好みの問題になりますが、フライボックスは単純なコンパートメントの箱形仕切りのタイプより、フォームやワイヤーでフックを固定するタイプの方が、落としてフライをぶちまけたり、強風で収納したフライを飛ばされることがないかと思います。

 僕には一流メーカーの高級品にはとても手が出ないので、フライボックスは自作しています。

2021/02/11 加筆

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