釣り道具  KilWell - Presentation 9ft #6 4pcs

 ニュ―ジ―ランドに来てから、海のフライフィッシングにも使えて、なおかつ湖・川でも使えるようなフライロッドを探していたところ、オ―クランドのタックルショップでこのロッドを見つけた。ロトルアに工場のあるニュ―ジ―ランドのメ―カ―、kilwell製の6番、9ft、4ピ―スの Presentation というモデルである。買った時(99年5月)の価格は399NZ$(約2万円)。

KilWell - Presentation 9ft #6 4pcs

 このロッドの良いところは、軽くてロッドバランスが良いこと。アクションはミディアムからスロ―の中間ぐらい....のような気がする。最初は比較的硬いロッドだなぁ!と思ったが、慣れてくると「硬い」のではなく、柔らかいながらも張りが強い、ということがわかった。

 海で使うときには、7番のタイプ2シンキングラインを使ったりするが、飛距離も十分出る。実際問題、海でマジにフライをやろうと思えば、もう少し重いラインを使う必要があるのでしょうが、7番や8番のロッドでは川で使うときに重すぎるので、6番を選んだ次第。また、シビアな秋のドライフライの釣りでは、4番ラインを通して使ったりもする。その名の通り、微妙なプレゼンテ―ションを実現できるし、長いリ―ダ―も難なく扱うことが出来る。

 さらに、デザイン上で一番気に入っているのは、ブランクがマット(艶消し)仕上げになっており、無用な光線の反射を押さえてくれる点である。浅い淵尻の瀬に張り付いている気むずかしいブラウンに忍び寄ってキャストするときには、ロッドの反射光が致命的な失敗をもたらしたりするので、これは大変ありがたいことである。本当かいな?と思われる方もあるかもしれませんが、実際に経験してみるとよくわかります。

 控えめなエクステンションバットが付いているので、海で大物とファイトする時には便利である。まだ経験はないけど.....(笑) もっともこのエクステンションバットは、最初は脱着可能だったのだが、とある本を見たら、固定してしまった方が良いとのことだったので、ボンドで接着してしまった。4ピ―スのロッドはこれが初めてであるが、仕舞寸法が短いということはいろんな点でとても便利であることがわかった。

 この性能、仕上げで、アルミ製のロッドケ―スも付いて399NZドルというのは、日本の物価からすると非常にコストパフォ―マンスが高いと思う。ニュ―ジ―ランドの釣具店を訪れる機会があれば、ぜひ一度、振ってみて下さい。ちなみに、キルウェルの工場を訪ねると、ラインをつけて芝生で振らせてくれるそうです。


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