2021/04/03 街道はすべて桜の中

  一年半ぶりのイワナ狙いの釣行。伯父と二人で片道200kmをひたすら下道で走る。街道はソメイヨシノ、山桜、花桃、木瓜、水仙、タンポポなどが咲き乱れている。

街道はソメイヨシノ、山桜、花桃、木瓜、水仙、タンポポなどが咲き乱れている。

 日本に生まれて良かった。生きていて良かったと思いながら、今日は花見だから釣果は二の次だな、とあらかじめ言い訳を用意する。

道の駅にてしばし休憩

道の駅にてしばし休憩

 暖かいを通り越して汗ばむような陽気の車内で、のんびりとお弁当をいただく。でっち上げの自作サンドイッチが美味しい。

 いそいそと釣り支度を整えて川原へ降り立つと、眼下の淵尻に可愛らしいサイズのアマゴが気楽な様子で泳いでいる。それを見た途端、水温を測ることも忘れ、目を三角にして、ゆっくり引けるスピナーを投げる。長い間ニゴイ狙いのゴツいルアーロッドしか振っていなかったので、ウルトラライトのロッドがいかにも軽く、柔らか過ぎて戸惑う。

 案の定ミスキャストをして堰堤のコンクリートを釣る。なけなしのルアーをなくすのは辛いなぁと思って引っ張ってみると、運良く外れて飛んできて、運悪く背後のイバラの茂みに入り込んだ。

 はやる心を抑えつつ、ラインを結び直し、再挑戦。二回ほど見切られたが、数分間を置いて、替えた別のスピナーに喰いついてくれたのは小学生サイズのイワナちゃん。いぢめてゴメンね。

小学生サイズのイワナちゃん

小学生サイズのイワナちゃん

 その後、叔父とあちこち楽なポイントを釣り歩いてみたが、ぱっとしなかった。帰りも花々を愛でつつゆっくりドライブして来た、春の一日だった。

2021/10/13

釣行日誌 故郷編   目次へ

サイトマップ

ホームへ

お問い合わせ

↑ TOP