君よ知るや南の国

ハミルトン近郊のドライブ事情

 皆様、こんにちは。 ニュージーランド北島のハミルトンからお届けします「君よ知るや南の国」です。日本ではすでにサクラも葉桜となって、春の陽気を満喫しておられることと思います。

 ハミルトンは、雨のたびに気温が下がっていまして、秋真っ盛り、紅葉も至るところで目を楽しませてくれます。

 さて、今回は、ハミルトン近郊のドライブ事情をお届けいたします。

 ニュージーランドの道路は、イギリス・日本などと同じように、「車は左、人は右」という方式となっています。市街地のメイン道路、住宅地のコミュニティ道路、郊外のモーターウェイなどは、比較的ゆったりとした道路幅・車線が確保されており、交通量そのものが少ないこともあり、安心してドライブできます。

 日本からこの国を訪れる人々にとって、一番珍しく、また戸惑いを覚えるのはおそらくランナバウトと呼ばれる交差点でしょう。これは、交差する道路を円周状の道路で結び、この中ではすべての車は右回り(上から見て時計回り)に走らなければなりません。そして、ランナバウトに進入しようとする車は、自分の右側から来る車に進路を譲らなくてはならないのです。ですから、ランナバウトに近づいたら、十分速度を落とし、右側から近づいてくる車がないか十分に確認し、車が来ていなければ進入します。

 ランナバウトに入った後は、左折・直進・右折に応じて円周道路をぐるりと回りながら自分の行きたい道路に左折していきます。道を間違えたときには、ぐるりと一周して、もと来た道を引き返したりもできます。
 ただ、信号もなく次から次へと車がやってくるので、慣れるまでは往々にして進入するタイミングを逃してしまい、自分の後ろに車がズラッとつながったりします。さらに、方向指示器を左右頻繁に切り替えながら出すタイミングも覚えなければならないので少々やっかいな気がします。
 しかし、交通量が少ないニュージーランドのような国では、高価な信号設備も不要なので、まずまず効果的なシステムだと思います。


 住宅地を走ってみて驚くのは、幹線道路から離れた場所の、至るところに設けられた凸状の突起舗装(ハンプ)です。これは高さが10~15cmほどありますので、通過する車両はいやでもスピードを落とさざるを得ません。50kmぐらいのスピードで通過すれば、アメリカのカーアクション映画のように完全に空中にジャンプすると思います。(笑)

 一方、郊外のモーターウェイ、ステートハイウェイ、一般の道路では、ほとんどが制限速度が100kmとなっていますので、快適なドライブが楽しめます。ですが、田舎のステートハイウェイでは、中央分離帯の無い2車線の対面通行であり、カーブや坂のきつい区間も多く、さらには舗装状態も良いとはいえないので、しばしば大きな事故が起こっています。驚くべきコトには、山の中のグネグネ道、しかも未舗装の区間でも、制限速度100kmの標識が立っています。

 郊外では、130kmぐらいのスピードで飛ばして行く人も見かけますが、どうにもスピードの出やすい、それでいて見にくい場所にさりげなくスピードカメラを積んだバンが止まっていたり、パトカーが隠れていたりします。このあたりはいずこの国も変わりありません。

 ちょっと前までは、日本で取得した運転免許をニュージーランドの免許に切り替えるのに、実地試験は必要なかったのですが、日本からの観光客が事故を起こす割合が多いとかで、最近は実地試験が義務づけられるようになりました。

 観光でニュージーランドを訪れ、レンタカーなどで移動する方は、ぜひとも安全運転に心がけて下さい。

 さて。

 ハミルトンは、大都市オークランドと、湖が多く、北島随一の観光地であるロトルア・タウポとの中間にあります。ですから週末やホリデーシーズンには、たくさんの車がボートをトレーラーに積んで南へ走っていくのを見ます。
 ニュージーランドでは、日本から較べればかなり多くの人がボートを所有しており、さらに一軒辺りの敷地が広いので、庭先やガレージの横(大きな家ではガレージの中!)にトレーラーとボートを置けるスペースがあります。そして、海や湖の浜辺には、あちこちに、しっかりしたボートの発着場が整備されています。大きなヨットやクルーザーなどは港に係留しているようですが、釣りに使うようなボートは、今週はタウランガ、来週はタウポ湖、次のホリデーにはベイオブアイランズ.....というようにあちこちに移動できる便利さもあり、大部分の人が自宅にボートを置いているようです。

 持たざる者の代表格である私は、何本もの釣り竿を積み、豪快に船外機を唸らせながら沖へと遠ざかる幾多のボートを見ながら、桟橋でしつこくサビキを引くこととなります......。(笑)

 さて、次回は、そのサビキによるアジ、カウワイ、サヨリ釣りなど、ラグラン港の日曜日の情景をお届けします。


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