ニュージーランド ティップス集  スプリングクリークに適した竿

 正直なところ、スプリングクリークに対して抱いていた私のイメージは、次のようなものでした。

  1. ゆったりとした流れ
  2. のどかな青い空と白い雲
  3. ゆったりとあちこちに広がるライズの輪
  4. ふわりと落ちたドライフライを疑うことなくくわえる鱒たち....
  5. 遠くで聞こえる牛たちの物憂げな声。

しかして、その実態は......

  1. ゆったりとした流れ、それゆえ鱒が定位せずに好き勝手に動き回る。
  2. のどかな青い空と白い雲、そして強風、突風。おまけに風向きがコロコロ変わる。
  3. あちこちに広がるライズを見て逆上し、狙いが定まらない。
  4. 強風下のキャストではフライがふわりと落ちない。たまに落ちてもすぐにドラグがかかって見破られる。
  5. 遠くで聞こえる牛たちの声、近くには彼らのウンコがいっぱい....

ということで、このような状況下ですばやく目当てのライズ・魚影にデカめのドライやロングリーダーのニンフをドンピシャで投げるには、必然的にファストテーパー(先調子)の9ft6番ぐらいのロッドが欲しくなりますね。

 今回ガイドをしてくれたディーン君は、スプリンククリークで鱒を釣って育ったような少年(しかし体格はすでにわたしよりはるかに大きい)なのですが、セージの9ft6番を使っていましたね。ちょっと振らせてもらいましたが、なかなかの先調子でうーんこれならあの強風下でも釣りになるなと思い知らされました。

 しかし、それにしても。

 ニュージーランドの人々があの体躯で9ft6番のロッドを振られると、まるで指揮棒を振るようにひゅんひゅんといとも簡単に振り回してしまうんですよね。


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