まえがき

 私が子どもの頃、夜更かしをしてテレビを見ていると、「11PM」という番組をやっており、特に金曜日には、11フィッシングというコーナーがあって、当時の山村の少年にとっては夢のまた夢であった海外の釣りが紹介されていました。

 大橋巨泉さんとか服部名人とかが、カナダやアラスカで大きな鮭やレインボートラウトを釣り上げる光景には、スポットで入る水着のお姉さんの姿とはまた違った大いなる憧れをかき立てられたものです。

 そんな少年時代からの憧れと夢がついにかない、1997年の1月に初めてニュージーランドを訪れ、南島はウェストランドにてフライフィッシングを楽しんできました。どうして憧れの地がカナダ、アラスカからニュージーランドに変わったのか? については、話せば長くなるのですが、

フライフィッシングを覚えたこと、
ニュージーランド南島の原生林に憧れたこと、
日本の渓流に良く似た川で、ドライフライに出たブラウンがジャンプする!

 などというようなことを知ってしまったからです。

 大変長い釣行日誌になってしまいましたが、そのNZ釣行の出来事をまとめましたのでご紹介します。

 参考資料として、NZでのフライフィッシングのアドバイスや釣行備品リストなども整理しています。今後釣行を計画されている方は、どうぞ参考にしてください。

 なお、表現の中で、ガイドのみなさんの呼び名は、登場以後、煩雑になるのを避けるため、ビルさん→ビル、などのように、敬称を省略させていただきました。ご了承ください。

1997年 3月
伊藤 剛

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