釣行日誌 NZ編 「5000マイルを越えて」
ロッジにて
1997/01/12(SUN)-3
ロッジの居間には薪ストーブが焚いてあり、夏とはいえ雨模様の今晩にはありがたい暖かさになっている。案内された部屋にはベッドが2つと2段ベッドとがあり、大人4人が楽に泊まれる広さである。重い荷物を担ぎ込み、ようやく一息つけた。
ロッジでは、近所に住んでいるガイドのデビッドさんが夕食の支度をしていた。やあやあというわけでお土産の絵葉書を渡して挨拶をした。
ロッジの居間、薪ストーブの前で5人の夕食が始まる。クリームスープやステーキが疲れきった体と胃袋にとてもおいしい。
夕食後、みんなで明日からの釣行の作戦会議である。松延さん夫妻と私とは、旅程が全くいっしょであり、帰りの飛行機の時間、オークランドのホテルもいっしょであった。ただ、私は1名のみの参加であり、ヘリコプターでの釣りは含まれていなかったので、オプションで申し込む。するとビルは最初の2泊3日はヘリで源流に入ってキャンプをしながらの釣り、あと2日はモアナ近郊の川での釣りというスケジュールを組んでくれた。
自分の手持ちのフライを見せてみろというので、苦心の作、約100本を見せる。すべてアゴをつぶしてバーブレスフックにしてある。ビル曰く、
「うーん良くできている。まぁ大丈夫であろう」
とのこと、ひと安心である。ビルが、あらかじめ買っておいてくれた1週間の有効期限のフィッシングライセンスを私たちに渡してくれた。
この晩は、シャワーを浴びると、ベッドに染み込むようにして眠った。