コラム
空耳アワー
空耳アワー をいくつか。
1.入社一年目。同期のK君が、
「伊藤君さぁ、シンリンヨクって、どんな欲望なの?」と聞いて来た。
「??? シンリンヨク?」
よく聞けば、森林浴のことだった。そんな言葉が流行った時代があったのだ。
2.入社二年目。新入社員のM子さんが、公園設計の現地調査に行き、写真をたくさん撮して、プリントされて来たのをパラパラと眺めつつ、
「伊藤さん、日本人にはサトウさんとか、スズキさんって言う名字が多いそうですけど、ゲツゴクさんていう名字もたくさんありますよね。」
「??? ゲツゴク?」
確かに、何枚もの写真に、「月極駐車場」の看板が写っていた。
3.父の昔話から。1970年代のある日、父と友人が電車に乗り、
「昨日はツキへ行って来てなぁ。」
などと話しているのを、乗り合わせていた中学生が聞きつけ、
「おじさんたち、月へ行ったことがあるの!!」
と、非常に驚いていたとのこと。アポロ計画に世界中が沸いた時代だったのだ。(笑)
僕の故郷の愛知県北設楽郡東栄町には、「月」という地名があるのだ。ちなみに、実家の隣、佐々木さんちの屋号は「空 そら」であり、その家から峠を越えた向う側が「月」の集落。(笑)
2024/01/28