私のお気に入り
Cortland Competition Nymph Fly Rod 10ft6in #3, 4pcs
非常にひねくれた見方であるが、2015~16年? あたりからアメリカのフライフィッシング界で流行りだした、いわゆるヨーロピアンスタイルのニンフの釣りというのは(まったく分かっていないが.....)、自国のナショナルチームがヨーロッパ勢に完敗し続けており、これはいかんと奮起したメンバー、プロアングラー達が取り入れ、そこに業界が目を付け、『これなら釣れまっせ!』的に売り出したことが要因ではないかと思われる。
で、その目論見に見事に釣られ、2019年の2月に、フライラインメーカーとして有名な Cortland 社から売り出されていたニンフロッドを買ったのが、この文を書いている人物である。
以下、まったくアテにならないと思われますが、何かの参考になれば.....と、使用感を書き留めておきます。
- 購入店:FishUSA 通販
- 価 格:定価 $249.99 割引価格 $212.49、送料:UPS $46.13 当時のレートだと、約36,000円ほどでした。
- 付属品:コーデュラナイロンカバーのハードロッドケース、布製の竿袋
- シチュエーション 1
2020年6月 砂防ダムの大プールでの釣り
Hardy Ultralight Disk #6 リールに、#4のウェイトフォワードラインとを組み合わせ、ドライフライ・インジケーター付きニンフの釣りを行う。
- シチュエーション 2 2023年9月
Hardy Ultralight Disk #6 リールに、#5のダブルテーパーライン、1X,12ft のリーダー、3X ティペットという組み合わせ。比較的狭い、山岳渓流源流部で、ドライフライを楽しむ。
まったく本来の使い方では無い。(笑)
- シチュエーション 3 2023年9月
Hardy Ultralight Disk #6 リールに、#5のダブルテーパーライン、1X,12ft のリーダー、3X ティペットという組み合わせ。とても狭い、山間部の藪沢で、久しぶりにドライフライでアマゴを釣る。
利点
- 軽い、持ち重りがしない。これは、大きめのリールを付けたせいかも知れないが。
- ラインが良く飛び、ロングキャストが楽に出来る。
- テンカラ風の、リーダーキャストもお手の物、フォルスキャストが1回で済、ピンポイントへの打ち込みが楽に、正確に出来る。よって、魚を脅かすことが少なくなった。
これは、シチュエーション2において、かなり太い 1X のリーダーと 3X のティペットを使ったことによるものだと思われる。 - 取り込み、ファイトが楽。ファイティングバットが付いている(笑) このロッドで、コイやボラを狙ってみたいが、折られても困るので、止めておく.....
- トルクというか、パワーが有るので、重い仕掛けも楽にキャストできる。ウェイテッドニンフ+ドデカいインジケーターも楽勝。
- 落ち着いた色が良い。
欠点
- 11ft というのは、開けた川ならともかく、沢や源流部では、持て余す人も居るだろう。幾ら何でも11ftは長い。まぁ、開発の経緯やヨーロピアンスタイルのニンフフィッシングの方法を考えると、この長さが必要になるのだろうが。個人的には学生時代はテンカラの3,3m 竿に慣れ親しんでいたので、この長竿に違和感は無かった。
とは言え、さすがに 2023/09 に訪れた藪沢では、魚が掛かってから寄せに入ると、ついつい竿を立ててしまい、被った枝にティップを当ててヒヤヒヤした。かといって、寝かせても障害物があるし.....。
一時はヨーロピアンスタイルのニンフフィッシングに関する洋書やら、DVDやら、レベルのフライラインやら蛍光2色のインジケーター的ティペットやら、ど高いティペットリングやら、かなり散財したのだが、「本来の」ユーロニンフはまだ試していない。機会があれば、またご報告いたします。
2023-09-20