自作の道具たち  ウェイトフォワ―ドタイプ ノッテッドリ―ダ―

 1997年1月にNZ釣行をした際に、ガイドのブリントさんに貸してもらったウェイトフォワ―ドタイプのリ―ダ―の設計表を、後日、手紙で教えていただきました。

 現地ではこのリ―ダ―のおかげで、9ftの竿に6番のラインでニンフ、ドライ共に絶好調のキャスティングを楽しめました。(釣果は別として)

 16ft以上のロングリ―ダ―としても問題なくタ―ンオ―バ―すると思います。

 設計表の見方は、左から、セクション名、直径(インチ)、ポンド表示、長さL(センチ)、L2(全長比%)、直径(ミリ)、
そして試作に用いた東レテグスの号数です。

12ft (360cm) タイプ

Sec 直径(in) Lb L(cm) L2 直径(mm) 号数
Butt 0.017 20 40 0.11 0.432 7
2nd 0.02 25 60 0.17 0.508 10
3rd 0.022 30 80 0.22 0.559 12
4th 0.017 20 35 0.1 0.432 7
5th 0.015 15 25 0.07 0.381 5
6th 0.012 10 20 0.06 0.305 3.5
7th 0.009 6 15 0.04 0.229 1.7
8th 0.007 4 15 0.04 0.178 1.2
Tip 0.005 2 70 0.19 0.127 0.8
    Total L 360      

 バット部分は固めの糸で作ると調子いいとのことでしたので、東レの銀鱗Zというテグスを用いて試作しました。各セクションとセクションの連結はブラッドノットを用い、太い部分で2巻き半、中間部で3巻き半、ティペット部分で4巻き半ずつ巻いてブラッドノットで結ぶそうです。

 先日、幅8m程の小渓流と、幅12m程の渓流で使った限りでは、エルクヘアカディスなどの抵抗の大きなフライを付けていてもロングキャスト時に十分タ―ンオ―バ―しました。また、連続する落ち込みをチョンチョンとリ―ダ―だけで釣り上がるようなときも適度な重さがリ―ダ―中間部にあるので思い通りに操作できます。

 ティペット部と8番目のセクションの傷に気を付ければかなり長く使えると思います。

 欠点は、結節部のコブがたくさんあるのでクモの巣のある川が苦手ということです。


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