写真集
父の釣り口伝 ウナギ釣りのこと
いそいそとウナギ釣りの支度
今日はいいミミズが見つかったので、おなじみのポイントにやって来ました。竹で作ったウナギ釣りの竿、篭、そして水鏡。
竹竿の先にはクジラの髭が約40センチほど付けてあり、ブラブラと弾力に富んでいるので、餌をウナギの穴の入り口に差し出してもウナギに不信感を抱かせることがありません。
餌はだいたいドバミミズ、小アユがあるときはもちろんそれを使います。マグロの刺身なんかでも釣れるみたいですけど。
ミミズの先に毒バリを仕込み、ミミズをクジラの髭に刺して支度のできあがり。
さぁーて、今日もいつもの穴にウナギがいるかなぁ?
これがウナギ釣りの基本姿勢です
ウナギは水中の石と石の間にできた隙間の穴に棲んでいるので、穴を水鏡で探しながら釣っていきます。夏とはいえ、腰まで水に浸かっているのは.....うーさぶ。
さりげなくワラ草履で釣るのがベテランぽいですね。(馬鹿こけっ、おれはベテランだ! .....父の声)
夕暮れ迫る山間いの川
ここにはいない、あそこもいない.....どんどんとウナギの穴を探していくと、長い夏の日もだんだんと暮れてゆきます。
あはは、今日は釣れんかった
さすがの名人にもそうそう簡単にウナギは釣れませんでした。今日の晩御飯はカレーにするか。
1996年の夏の一日でした。