ティップス
ニュージーランド ティップス集 ヘリコプター利用時の注意点
ニュージーランド山岳安全協会(New Zealand Mountain Safety Council)から発行されている、ブッシュクラフト(Bushcraft)という登山技術の解説書(第三版、p132)に、ヘリコプター乗降時の注意事項が記されていたので紹介します。
○パイロット(フィッシングガイド)をよく見て指示を受けること、すべての説明・指示に従うこと。
○ヘリコプターに近づくとき(降りて遠ざかるとき)は、必ず操縦席側、機首正面の方向から近づくこと。
これは、機体尾部には回転翼があって危険なこと、またパイロットの死角に入ってしまうことによると思います。(注:機首正面とは、ヘリコプターが時計文字盤の12時方向を向いているとすると、おおむね10時~2時ぐらいの範囲です)
○ヘリコプターが斜面上に着陸(あるいは浮上静止)しているときは、必ず斜面の低い方から近づく(遠ざかる)こと。
これは、斜面の高い方(山頂側)から近づくと、メインローターと地面(身体)との間隔が狭まり大変危険なためです。
○もしヘリコプターの起こす砂ぼこりで周囲が見にくくなったら、まずしゃがみ込んで視界が回復するまでじっと待つこと。
○ホバリング(浮上静止)しているヘリに乗り込むときは、落ち着いて、なめらかな動作をすること。
皆様のヘリでの釣行が安全なものになるようお祈りしております。